荻津郁夫建築設計事務所

「son_狭小地に～木造3階建」をご依頼したものです。 父の友人からの紹介でお願いをさせていただきました。 最初はハウスメーカーで。と思っていましたが、ご依頼して本当に良かったです。 何より信頼できるところ。そして、私たちの無理難題に真摯に向き合って解決策をご提案頂けたことが大変うれしかったです。特にコスト削減に関しては多大なるご迷惑をおかけしてしまいました。 ご依頼当初は一生に一度しかないかもしれない買い物であり、すごく不安がありましたが、事務所の皆様に良くしていただいたおかげで、施工完了のころには不安が大きな楽しみへと変わっていました。 ちょうど引越ししてすぐに第一子の誕生が重なり、ベストなタイミングでした。新しい家で新たな家族のスタートが切れました。 慣れない子育ても、使い勝手を大変考えていただいた家であるからこそ、ストレスなく日常の生活と共に行っていくことができるのだと日々実感しています。 この度は本当にありがとうございました。

決まり切った分譲マンションの間取りに飽き足らず、スケルトンリフォームにチャレンジし、狭めの3LDKをワンルームに改造しました。 大まかなレイアウトは自分で考えたのですが、ごく普通のSI構造でもないマンションで、実際、水回りをどう動かすのか？　そこはさすがにプロ。階高もあまりない中で、設備の引き回しを上手にやって納めて頂きました。それだけでなく、全体を和風のテイストで仕上げて頂き、細部もきめ細かく目配りされています。施工担当者に聞いたところでは、設計事務所の現場管理担当だった若手女性所員がとても厳しかったとため息をついていました。 道楽ついでに、あまり個人宅には入っていないというビールサーバーも設置してもらったのですが、ビールの樽を卸売りしてくれる酒販店もアフターサービスで紹介してもらいました。 竣工後、早いもので10年以上が経ちましたが、まだ建具の障子に穴も開けず、大事に住んでいます。

プロジェクト「kam 森につながる鎌倉佐助の住宅」をお願いしたものです。 荻津さんは、小柄なのに大胆なお方です。 明るい家が欲しいですとお願いしたので、ものすごい明るい家になりました。朝など明るすぎるくらいです（笑）。風通しの良い家が欲しいですとお願いしたので、ものすごい風通しの良い家になりました。まるで風穴（笑）。大きな風が家の真ん中を通り過ぎていきます。 高い声で笑うのに、骨太な設計をなさる方だと思いました。一番初めにお話いただいた「森の手前にぽんと置かれた箱のような家」というその言葉通りの住まいが出来上がったと思います。 初めて事務所に伺ってから正式な発注まで３〜４回お会いしたと思うのですが、いろいろなお話をさせていただいて、よく話されよく聞かれよく笑われる方だと感じました。それが、お願いした要因かもしれません。 不満は強いて言えば、２階の照明のスイッチの組み合わせが、どこか変だと思うぐらいです。入居以降の小さな問題にも真摯に対応していただき、非常にありがたかったです。 とてもおすすめな建築家さんだと思います。

ご依頼を決断したポイントは「自然との調和を感じるセンスと実績」からはじまりました。 我々家族の現在そして未来を心から受け止めていただき、寄り添っていただけた日々 。そこから生まれた提案は感動を超え、そのセンスに心が震えた事を思い出します。その後自分の理想の住まいが完成し、今生活する中でも感動は続いています。「春夏秋冬の心地よさ」「心が癒やされる生活空間」「自然との調和」など、幸せを感じる日々。これから自分自身そして家族の生活は進化していきますが、この家とともに歩める人生に夢広げています。

お仕事を依頼したのは新築ですが（ただし既存の擁壁は取り壊さず再利用とのご提案もさることながら）、蓄熱床暖房システムとお人柄です。前者としては、将来高齢の母との同居を考えているので（現在まだ別居）、深夜電力を使って1階全面で熱を蓄えられる、つまりヒートショックのない家は魅力的でした。後者としては、打ち合わせで当方（素人）の要望をすべて聞き、実際に見積もりをとったあと調整していくていねいなやり方は、きっと設計士さんにとって手間にかかるものでしょう。あらかじめその経験で篩をかけてしまえば楽だったはずですが当方の悔いは残っただろうからです。監理も、実に手際よく細やかでした。マンションの更新前に住みたいとの希望もかなえていただきました。それが結果的に東日本大震災（当日が引越日）後の工事の遅れから免れることになりました。 次に満足している点を挙げます。 １）木造の美しい仕上がりとなった点です。外断熱のために空いた柱と柱の間のスペースを使った壁面収納（ニッチとして利用）と1階の天井の現しの構造は、当方の義父（左官職人）の塗った珪藻土壁（草木をいったん貼って乾いてから剥がし、化石のように見えます）と合わせて、今でもわくわくします。竣工後4年、義父は亡くなったので、娘への最後の贈り物となりました。 ２）玄関上の1階天井・2階床を格子状にして、屋根に開いた天窓で光を玄関へ取り入れ換気もできます。冷房は真夏のみで間に合います。 ３）1階も2階も原則バリアフリーで、どうしても戸の必要なところは吊っています。仕切りのない空間は開放感につながります ４）フリーランスの校正者としては以下の点で、とても便利で重宝しています。正面・背面に造り付けた本棚は本や伝票が収納できます。出窓に張り出したL字型の机はパソコン・モニターとプリンター以外に、校正刷をB4版が2つ並べられる大きさです。 ５）琉球畳とした2階の寝室の奥、月桃紙の障子を貼った丸い窓からお隣の庭の借景が望めます。 設計士さんと紡いだストーリーとその共有の記憶がいつまでも家を大切にしていたいと願う原点だと思います。家に人が合わせたものを買うとすれば、その場合の人はあくまで標準的なものとなってその人の独自の使い勝手が犠牲になります。そこには愛着がわきません。人はそれぞれ違うことを前提に、今回はぜいたくでも、人に合わせて家をつくっていただきました。たとえばシステムキッチンの高さを決めるだけでも、当方の夫婦の背の高さが違うのでずいぶん時間がかかり、また設計士さんはそれを待ってくださいました。 なお、下記のプロジェクトの概算費用は土地代・施工費を含まない設計料と考え記しました。また「Houzzからマーケティング目的のお知らせ」はせっかくですが要りません。