映画『人生フルーツ』。愛知県春日井市にある高蔵寺ニュータウンに暮らす90歳の建築家・津端修一さんと87歳の妻・英子さん夫妻の生活に密着したドキュメンタリーだ。ナレーションは、女優の樹木希林さん。2016年3月に東海テレビで放送されて反響を呼んだ評判のドキュメンタリー作品が、いよいよ2017年正月の東京を皮切りに、全国で劇場公開となる。
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《E1027》にも置かれている、グレイが手がけた椅子《トランザット》。今も製造されていて、屋内でも屋外でも使える。
2000年代初めに、国が主任建築家兼歴史的建造物監察官としてピエール=アントワーヌ・ガティエを指名し、修復作業が始まったのだ。
マクガキアンの調査によると、グレイは女性で未婚者であり、アイルランド出身の外国人だったため、フランスでこの家を法的に所有することができなかった。そこでバドヴィッチの名で登記・管理していたようだ。二人はここで一緒に暮らすつもりだったが、やがて二人の関係が終わりを迎えたとき、所有権が大きな問題となった。 バドヴィッチは所有権を移す前に死去したため、存命だったただ一人の親類である、ルーマニアで修道女をしている女性が相続の対象者になった。だが、修道女は家を所有することができないため、ルーマニア政府が所有者となり、家をオークションに出す。
モナコ湾を見下ろす《E1027》。地中海を見渡す美しい眺めに惹かれて、グレイはこの場所を選んだ。
アイリーン・グレイ(オーラ・ブラディ)と恋人のジャン・バドヴィッチ(フランチェスコ・シャンナ)が《E1027》のテラスで語らう映画の1シーン。
彼女にとって実験とは、もっと新しくて、もっと美しくて、もっと心地よい家具や空間をつくりだすために必要不可欠だったのだ。
写真:機能と美を見事に一体化した数々の作品が登場する
1900年、母とともに訪れたパリ万博でアートに目覚め、ロンドンやパリでスケッチや絵画の学校に通った後、パリに居を移し、日本人漆職人菅原精造の元で漆工芸を学んだ。自分のアトリエを構えると今度は菅原を雇い、家具デザイナーとして活躍。優雅で独創的な彼女の作品は富裕層の間で高い人気を集めた。その後、気鋭の建築家ル・コルビュジエや、恋人で建築ジャーナリズムの重要人物だったジャン・パドヴィッチとの交流を通して建築を手がけるようになっていく。
映画は、グレイの人生を追いながら、初期の注文家具から《アジャスタブルテーブル》《ビベンダムチェア》《ブリックスクリーン》などのモダンな家具、《E. 1027》などの建築まで、グレイのさまざまな作品を時代背景とともに紹介・解説していく。モダニズム建築やデザインのファンにとっては必見の映画である。
20世紀に活躍した女性デザイナー兼建築家、アイリーン・グレイの生涯を、巨匠・ル・コルビュジエとの複雑な関係を軸にドラマとして描いた映画『ル・コルビュジエとアイリーン 追憶のヴィラ』が大きな話題を呼んでいるが、もう1本、グレイをめぐる映画が公開されている。『アイリーン・グレイ 孤高のデザイナー』と題したこの作品は、建築史家や研究者、コレクターや修復家など、グレイの専門家たちに、5年にわたって丁寧に取材を重ねたドキュメンタリー作品だ。
映画『人生フルーツ』。愛知県春日井市にある高蔵寺ニュータウンに暮らす90歳の建築家・津端修一さんと87歳の妻・英子さん夫妻の生活に密着したドキュメンタリーだ。ナレーションは、女優の樹木希林さん。2016年3月に東海テレビで放送されて反響を呼んだ評判のドキュメンタリー作品が、いよいよ2017年正月の東京を皮切りに、全国で劇場公開となる。
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