CRT-202/リビングと玄関を仕切る1枚の鋼板

もともとは単身者もしくは核家族用の賃貸アパートなので、面積は大きくありません。ですので、玄関とLDKが近くなってしまうのは避けることができません。 ただ、建具や間仕切りがない状態での空間は、LDKのようなプライベートな空間と玄関のような半パブリックな空間が混在してしまい、少々使い勝手が悪いと考えます。 本案件は、賃貸アパートだからといって、その辺りをおろそかにすることなく、且つ間仕切り壁自体が極力大きなボリュームにならないよう、鋼板を使用し、どちらも広い空間を視覚的に確保できるよう配慮しました。